飾らない日常と人々のワンシーンを描く人気イラストレーター、たなかみさき。
ストーリー性もあって、共感したり、懐かしくなって記憶を呼び起こされたりする。
そんな魅力あふれる描写のイラストで、多くのファンを集めています。
本書は、たなかみさきの眼差しで365日の日々を描き出した、日めくりカレンダー風のイラスト集です。
日めくりカレンダー風のデザインで、1日1ページのイラストを掲載。
本書オリジナルの描きおろしや暮らしの中で描き溜めた絵など、365日分のイラストをたっぷり掲載し、
それぞれのイラストには日々の気づきや、思いを綴った“今日のひとこと”を添えています。
イラストの他にも、服装にまつわるちょっとした悩み事から描き始めたイラストエッセイ『私服混乱日記』#1~#31やコミックも収録。
めくった後、捨ててしまう日めくりカレンダーの紙のように、薄くて、すぐに破れそうで、たよりない日々。
それでも社会、生活、日常、あなたとわたしの1日は続いていく。
日々の暮らしに寄り添いながら、新たな気づきをもたらしてくれる、ささやかな1冊です。
■著者より
今まで様々な日常、非日常を描いてまいりました。
それは自分ごとや、思考を皆さんにお見せしているようで、
なんてことをしているんだろう?と思ったりもします。
この作品集はページ数なんと368Pです。約一年分です。なんてことをしているんだろう?
一年分なので、「日読み」と名付け、日めくりカレンダーのような作りにしてもらいました。
日めくりカレンダーって、めくった後、捨ててしまうのがもったいないな~と思っていました。
実際に現実でも、昨日は戻ってこないので、正しく、いさぎよい作りだとも思います。
1日の始まりに日めくられる薄い紙、薄い1日、正しい日など全然無くて、
すぐに破れそうで、たよりない日々の積み重なりで形成されている自分自身。
過去と未来をどう扱って生きていこう?
この本が、日々変わり続ける社会、生活、日常、
変わり続けているあなたとわたしの1日を捨てずにめくり続けられるような作品集になれば嬉しいです。
たなかみさき
■プロフィール
たなかみさき
1992年生まれ。生活や人物を風通し良く描くイラストレーター。
著書に、作品集『ずっと一緒にいられない』『あ~ん スケベスケベスケベ!!』(共にPARCO出版)、コミック『大なり小なり』(文藝春秋)がある。